採蜜
採蜜は、蜜蜂たちが時間をかけて集めた自然の恵みを、丁寧に受け取る作業です。巣箱の状態を見極め、最適なタイミングで採蜜することで、その年ならではの味と香りをそのままお届けできます。
採蜜のタイミングを見極める
採蜜は「いつ採るか」がもっとも重要。蜜の量、蜜蓋(みつぶた)の状態を確認し判断します。雨で湿度が高い状態が続くと蜜の状態に影響します。採蜜日を遅らせれば糖度は上がりますが、次の花が咲き始めたり、採蜜回数が減ることで生産量が少なくなります。糖度、花、天候、全体の状況を見極めて採蜜を行います。
採蜜の工程
採蜜は大きく3つの工程に分かれます。まずは巣板を取り出す。蜂の動きを落ち着かせ、巣板を一枚ずつ取り出します。遠心分離で蜜を搾る巣板から蜜を回転の力で搾り出す工程。蜜蓋を切り、分離器にかけることで美しく輝くはちみつが溢れてきます。その場で濾過し一斗缶に充填。不要な混入物を取り除き、味の変化を防ぐために丁寧に保管します。小田養蜂場では低温で管理することでフレッシュな状態をキープしています。
自然のままの味を届けるために
低温で湯煎した後、再度濾過し瓶詰めを行います。自然の花と季節が生んだ味わいを、そのまま瓶に閉じ込めています。